みねちんにっき(仮)

はてダにあった日記を移動しました(仮)

クラシックに興味が無い人のための「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」のすすめ

とーとつですが、
新年ってやることなかったりしませんか?
1/1の夜、ぽかりと妙に暇な時間が出来たりしませんか?


年末は大掃除だ正月の準備だとせわしなさにおされ、あれもこれもと走り回り、まさに”師走”の言葉を地でいく日々を過ごして、
やっと年が明けて元旦になり、一転してのんびりと、お屠蘇やおせちをいただいたりして正月の雰囲気を楽しんではみたものの、
……かといって半日もたてば”何もない時間”をもてあまし、
暇ついでに何か面白い番組を……と思っても、特にこれといってぴんと来るモノがない。


ヒマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と、おこたの中でつい呟いてしまうあなた。
どうせなら、せっかくの貴重な”暇”を、ゆったりたっぷりと味わってみませんか?


というわけで、私がおすすめする番組が、毎年NHKが1/1夜に放映するウィーンフィル・ニューイヤーコンサートです。

ウィーンフィルニューイヤーコンサートって何?

ウィーンフィル。正式名称ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。クラシックの最高峰、男の城──って思ってたけどそれは昔の話で、最近は女性の演奏家さんもいらっしゃいます。
このウィーンフィルが、1939年から毎年新年を祝うマチネ(昼公演)コンサートを行っています。新年を祝うということで、ウィーンの楽友協会黄金のホールというとても美しい場所で、ウィーンに縁の深い美しく明るい曲が演奏されます。マチネはソワレ(夜公演)より格は下がりますが、その分気軽な位置づけを持っています。
とても歴史があって尊重される人気の高いコンサートですが、TVで聞く分にはとても気軽で楽しい、ぶっちゃけBGMにもってこいのクラシックコンサートなのです。


 ……詳しくは、Wikipediaウィーンフィル・ニューイヤーコンサート - Wikipediaなどをどうぞ。

何が楽しいの?

「クラシック難しそうだし」「長いしよくわかんないし」「眠くなるし」と敬遠されているあなた!
そんなあなたにこそちょっと聞いてみて欲しいのがこのコンサートです。
なにしろ、演奏する曲はほぼ、ワルツやポルカ。その名手とよばれた、ウィーンが誇るヨハン・シュトラウス親子の作品が中心です。
このワルツやポルカは、宮廷や貴族のサロンのために作られた曲。
つまり、パーティや社交のあつまりのための、邪魔にならない、明るくて楽しい、BGMやダンス音楽みたいなものです!(注:みねちの極論ですが!)
つまり、クラシックと言ってまず想像される”交響曲(シンフォニー)”のように、長くもないし、難しく考える必要もない。かしこまって聞く必要はありません。
音楽の響きの美しさをただ楽しめばそれでいいのです。楽しんだあげくにうたた寝してもどうせ自宅のおこたの中、だれも咎めやしません。(正直、クラシックの響きの中のうたた寝は至上の眠りだと私は思ってます。)

そして、その、”音楽の響きの美しさ”は──世界最高のウィーンフィル、太鼓判モノです!!

ちょっと追加:2010年にこそ特にお勧めする理由

特にクラシック初めての方に今年こそ、とおすすめしたい理由が、実は、指揮者のジョルジュ・プレートル氏にあります。1924年生まれなので既に85歳、ニューイヤーコンサート指揮者史上最高年齢の記録を、2年前に引き続き塗り替えられます。
この、にこにこおんじ(失礼!)がとてもチャーミングなのです。まさに笑顔が素敵な愛嬌のあるおじいちゃん。
指揮の最中、あまり棒を振っていなかったり、振っていても小さく唇を動かして歌っていたり。
満開の笑顔と、ラテン系のお茶目さ、フランス人の優雅さで、見ている人をなんとなく幸せにする不思議な指揮者。
2008年のニューイヤーコンサートに指揮者として登場し、我が家を一発で釘付けにしたその魅力は、
なんといっても、「音楽への愛」が、その全身の表情から伝わってくることなのではないでしょうか?
それに彼の作り上げる音楽が、実に軽やかで優雅で華やかで、この新年を祝うコンサートにぴったり。
ぜひ、2010年こそ、ウィーンフィルニューイヤーコンサートを聴いてみて欲しいと思います。

おすすめの楽しみ方は?

みねちの口車(違)にのって、「じゃあちょっと見てみようかな」と思ったあなたへのおすすめの楽しみ方、ですが。
ぶっちゃけ、BGMがわりにだらだらと。これにつきます。
なにしろ散々繰り返しているように、明るくて綺麗で耳に心地よい曲ばかりです。貴族だって昔は、これをバックにゲージュツロンやらコイバナやら政治やらいろいろしていたのです。……たぶん。
おせちをおつまみにお酒を呑んだり、呑めない人はお好みの飲み物や食べ物をいただいたりしながら。
家族や恋人や友人と雑談しながら。
後半に楽団員や指揮者が仕込む小ネタ、演出がときどき微妙と噂のバレエ、開始前や幕間に入る日本のスタジオでのぬるいトーク
そういうツッコミ処満載のアレコレにいろいろツッコみながら。
楽団員や観客の中から、イケメンや美人やシルバーグレイといった好みの人を探しながら。あるいはファッションをあーだこーだいいながら。
聞いてるうちにクラシックに興味がわいてきたら、Twitterや某2chの実況スレでクラオタさんたちの解説を見ながら。(某2chの本スレは進行が早いのでまたーりスレあたりがおすすめ。基本的に荒れませんが、某2chに行ったことない人はやめましょう)
アンコール最後の「ラデツキー行進曲」で、世界中の人たちと一緒に拍手しながら!



俗っぽくていいんです。
のんびりだらだら、「やることないなー、暇だなー」といいながらも、
普段とは違う華やかな音楽がそこにあるだけで、ちょっと贅沢な”暇”になってるはずです。


さあ、2010年1月1日の夜は、一緒にNHK教育を見てのんびり新しい年を祝おうではありませんか!



2010/01/01追記
有り難いことに2件もTBをいただきました。本当にありがとうございます。
ラデツキー行進曲聞き比べ - (旧姓)タケルンバ卿日記避難所
「リアリズムと防衛を学ぶ」の09年お勧めエントリ総まとめ - リアリズムと防衛ブログ
ウィーンフィル・ニューイヤーもっと広まるといいなー。楽しいから。


というわけで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
一緒にラデツキーで拍手しましょ!

万年筆をペンクリニックに出してみた

どれだけいるかわからない万年筆愛好家の皆様こんばんは。
最近、書き味が悪い、何か調子が悪いとお困りではありませんか?
実は私も愛用の1本があるのですが、最近どうも、書くときに引っかかるような感触が出てきて気持ちよくなめらかに書けず、ずっと困っておりました。


といいますのは、私の使っている万年筆は、大手メーカーのものではないのですね。
Wikipediaの万年筆の項目だと、手作り・ショップブランドメーカーに入るものでして。
そもそも、なんとなく気まぐれを起こし「万年筆って憧れだよね−」とか言いながらwebさーふぃん(死語か?)していたら、なんだかよさそうで且つ私にも買えるお値段のものが某ECサイトにありまして。
うっかりぽちってみたらばこれがなかなか気に入って手放せなくなったというだけなのです。


つまり、万年筆には全く詳しくないので、調子が悪いときはどうしたらいいのかわからない。
webをみればお店で調整を頼むとありますが、違うメーカー・販売店のものをもちこんだら、迷惑なんじゃないかとか考えてしまうわけです。


もちろん、通販で使ったお店は「アフターサービスはいつでもお請けします」と言ってくれたし
実際に蓋を強く閉めすぎたときに(何)お送りしてはずしていただいたこともありますけど、
(送料は自腹でした。修理手数料はそのとき無料でした)
書き味がなんとなく調子悪い、というだけで、全く書けないわけではなかったですし
購入してからもう数年たっているので、ちょっとまたお願いするのに躊躇していたわけです。


で、ある日。
そういえば万年筆調子悪いんだよなぁと思い出した私は、ふと、ついったーで何気なく呟いたわけです。

http://twitter.com/minechin/status/3444716434

ネット通販で買った万年筆の書き味がちょっとおかしいかなと思うので調整したいけど、どこにもちこんでいいかよくわからなくて数ヶ月放置中。

そしたら、なんとお返事が。

http://twitter.com/rose_m/status/3444800883

@minechin これこれ。http://www.sailor.co.jp/NEWS/event/index.html

この@rose_mとは誰あろう、少女漫画でミステリといえばの野間美由紀先生でございます。「パズルゲーム☆はいすくーる」大好きでした〜。漫画ならではの何でもありな高校という設定も楽しかったし、その舞台せましと暴れ回る(違)ミステリ研究会の面々、敵役の生徒会長も楽しかった……会長イイヨ会長、子供の話とかコンゲームとか……。実は先日の便乗企画:みねち版オールタイム漫画100選 - みねちんにっきにもこそっと他の白泉社作品と共にいれさせていただきましたっけ。今度ベスト版が出るとか……新しいシリーズも出てるとか……。ううむ、ひさしぶりに……。


……って、ええと、こほん。万年筆の話です。


教えていただいたサイトというのが、国産万年筆メーカーのセーラーがやっている、ペンクリニックというイベントのものでした。
http://www.sailor.co.jp/NEWS/event/index.html

引き出しの奥で眠っている万年筆はありませんか?気に入っていたのに書けなくなってしまった万年筆はありませんか?
セーラー・ペンクリニックでは、全国各地を回って、そんな万年筆の修理を承っています。
(中略)
■混雑時はお一人様1本までとさせて頂きます。
■部品交換には実費を頂戴致します。
■国産・舶来メーカーは問いません。但しモンブランの修理につきましてはメーカー対応となりますので筆記具売場までご相談下さい。
(後略)

”メーカーを問わない”……!ここにおめめがきらりんっと光ったわけです。これだ!と。
開催日程を見ると、ほぼ各週末ごとに日本中のどこかでやっている。特に東京はやはり率が多い。
これなら私でも行けそう、と握り拳したわけです。


ちなみにこのとき、野間先生からもうひとつアドバイスをいただきました。
http://twitter.com/rose_m/status/3444894190

@minechin ペンドクターは人気があるので、なるべく早めに行って整理券をゲットしてください。間違いなくスラスラ書けるようになりますよ。(^^)

というわけで、善は急げと、昨日8/28の昼頃、開催店の銀座伊東屋をめざしました。


本店入り口を入ってすぐ、階段を上ったあたりが万年筆のコーナーなのですが、こちらの片隅に、机を前に白衣の初老の男性が座り、拡大鏡やタオルを手に、なにやら作業に熱中されているご様子。
これが、セーラーのページにも写真のある、ペンドクターの川口さんでした。


近くにいた女性の店員さんに促され、用紙に名前と万年筆のメーカー、困っているところを書いて、受け付け終了。
あまり待たないで済みそうということで、机のそばでぼへーっと作業の様子を見ながら待っていると、先の番号のひとたちがことごとく席を外しており、あっという間に私の順番が来ました。


あらためて、どういうことで困っているかと聞かれ「書いていて引っかかるようになっちゃったんですけど……」といいながら万年筆のキャップをとって差し出します。
ペンドクターはちらりとみやり、「あ、ペン先がずれてるね」と呟くが早いか、きゅきゅっとペン先を抜いて、先っぽの部分を拡大鏡で覗き込み、……こしょこしょと調整をはじめます。
「あ、インクが入ったままなんですけど大丈夫でしょうか」
私があわてて声をかけると、「大丈夫」と、とっくに作業に集中している熟練の職人さんの声が答えます。
ペン先なんてちいさなものを繊細に扱っているのが少し不思議なくらい、節くれ立った手。
インクのしみが印象的でした。


職人技に見とれ、(手元の写真撮らせてくださいってお願いしようかな……)などとぼんやり私が考えていると。
「はい」と万年筆を渡してくれます。


……えええ?!もう?!2分くらいしか経ってないじゃん!!!


あわてて、手元にあったメモ帳に書いてみると、……たしかに、買ったときのなめらかさが復活してます!
思わず、なおったなおったと喜んでしまい、受付のお姉さんに(生)暖かく微笑まれてしまいました……orz
受付の控え用紙にペンドクターのはんこをいただき、あっという間に、ペンクリニック体験は終了しました。


ちなみに、調整依頼の方はそれこそひっきりなしに来ていました。これは確かに、時間と日付によっては順番待ちに時間がかかりそうという感じです。私は平日の昼だったし、やっかいな調整が必要な方が前にいらっしゃらなかったのだろうし、ほとんど待たなかったのは運がよかったのかなという感じです。
ですので、もしペンクリニックに行こうと思われた方は、余裕を持って、早めに行くことをオススメします。




写真はエントリ用に先ほど撮ったもの。ペンクリニック受付用紙の控えと調整してもらった万年筆です。
「ありがとうございました!」はもちろん、調整後の万年筆で書きました。


調整がおわったのが嬉しくてついったーで報告すると、野間先生がレスしてくださいました。
http://twitter.com/minechin/status/3594778838

万年筆、ペン先がずれてたそう。ものの数分で完治!

http://twitter.com/rose_m/status/3594898686

@minechin 良かったですね!(^^)


あー、ついったーっていいなー、と思いながら、やはり野間先生のブログで知った銀座の某お店へ、ランチに向かったみねちでございました。これも美味しかったなー!


追記。
今、見直してみたところ、先生ご自身のブログでもペンクリニックのことを書かれていたので、リンクしておきます。
Miyuki's Diary: 祖父にもらった万年筆
Miyuki's Diary: バッグ見つけました!
誰かからもらった万年筆、しかもそれがお祖父さまというのは、いい話だなぁ……。

便乗企画:みねち版オールタイム漫画100選

なにやら面白そうな企画があると聞きまして、
【こんなにも】漫画ナツ100【熱い夏】 - 酔拳の王 だんげの方
ほほー、選んでみるか、などと、昨晩からいろいろとうほほほ。


途中、思わぬ同好の士の方々と楽しいお話をついったしつつ、
選んで見たらば125。……そこから25削るのがしんどかった!!!


締め切りが近いので、リストアップだけ、とりあえずいたします。
気が向いたら、解説とかつけたいな。


ルール

コレがおれのベストチョイスだ!という漫画を100あげてください。


つーわけで、これがみねち版オールタイム漫画100選だ!
……古い漫画ばっかりでごめんなさい!

作品名 作者名 雑誌名 出版社名 ジャンル
アフター0 岡崎二郎 ビッグコミックオリジナル 小学館 SF
Who! 佐々木淳子 東京三世社 SF
OZ 樹なつみ LaLa 白泉社 SF
超人ロック 聖悠紀 少年KING 少年画報社 SF
That's イズミコ 大野安之 コミック劇画村塾 スタジオシップ SF
童夢 大友克洋 アクション 双葉社 SF
私を月まで連れてって! 竹宮惠子 プチフラワー他 小学館 SF
H2OImage 藤原カムイ リュウ 徳間書店 SF
サンプル・キティ 明智抄 花とゆめ 白泉社 SF
ヤサシイワタシ ひぐちアサ アフタヌーン 講談社 アフタヌーン
寄生獣 岩明均 アフタヌーン 講談社 アフタヌーン
臨死!! 江古田ちゃん 瀧波ユカリ アフタヌーン 講談社 アフタヌーン
アンダーカレント 豊田徹也 アフタヌーン 講談社 アフタヌーン
いつもポケットにショパン くらもちふさこ マーガレット 集英社 くらもちふさこ
いろはにこんぺいと くらもちふさこ マーガレット 集英社 くらもちふさこ
ぼくんち 西原理恵子 ビッグコミックスピリッツ 小学館 サイバラ
できるかな 西原理恵子 SPA! 扶桑社 サイバラ
毎日かあさん 西原理恵子 毎日新聞 毎日新聞社 サイバラ
じゃりがき9 えだまつかつゆき(現・枝松克幸) 少年KING 少年画報社 スポーツ
シャンペン・シャワー かわみなみ LaLa 白泉社 スポーツ
おおきく振りかぶって ひぐちアサ アフタヌーン 講談社 スポーツ
SLAM DUNK 井上雄彦 ジャンプ 集英社 スポーツ
フィフティーン・ラブ 塀内真人(現・塀内夏子 マガジン 講談社 スポーツ
クリスタル・ドラゴン あしべゆうほ ボニータ 秋田書店 ファンタジー
辺境警備 紫堂恭子 プチフラワー 小学館 ファンタジー
妖精国の騎士 中山星香 プリンセス 秋田書店 ファンタジー
ヘヴン2 遠藤淑子 花とゆめ 白泉社 遠藤淑子
天使ですよ 遠藤淑子 花とゆめ 白泉社 遠藤淑子
ドリームジェネレーション 〜ジ・アルフィー物語〜 吉岡つとむ 少年KING 少年画報社 音楽
金と銀のカノン 脇明子 セブンティー 集英社 音楽
のだめカンタービレ 二ノ宮知子 KISS 講談社 音楽
櫻の園 吉田秋生 LaLa 白泉社 吉田秋生
Fly boy, in the sky. 吉田秋生 少女コミック 小学館 吉田秋生
死せる王女のための孔雀舞 佐藤史生 プチフラワー 小学館 佐藤史生
ワン・ゼロ 佐藤史生 プチフラワー 小学館 佐藤史生
VERSION 坂口尚 コミックトム 潮出版社 坂口尚
石の花 坂口尚 コミックトム 新潮社他 坂口尚
不条理日記 吾妻ひでお 思い出
夢幻紳士 高橋葉介 思い出
百花庭園の悲劇 山田章博 青心社 思い出
火の鳥 手塚治虫 COM他 虫プロ 手塚治虫
ブラックジャック 手塚治虫 チャンピオン 秋田書店 手塚治虫
海月姫 東村アキコ KISS 講談社 女性誌
有閑倶楽部 一条ゆかり りぼん 集英社 少女誌
やじきた学園道中記 市東亮子 ボニータ 秋田書店 少女誌
なけなしのラブストーリィ 清原なつの りぼん 集英社 少女誌
イタズラなKiss 多田かおる マーガレット 集英社 少女誌
君の住む街で 谷川史子 りぼん 集英社 少女誌
半熟革命 槇村さとる マーガレット 集英社 少女誌
神聖モテモテ王国 ながいけん サンデー 小学館 少年誌
人類ネコ科 みず谷なおき サンデー 小学館 少年誌
究極超人あ〜る ゆうきまさみ サンデー 小学館 少年誌
デビルマン 永井豪 マガジン 講談社 少年誌
Q.E.D. 加藤元浩 マガジン 講談社 少年誌
東京探偵団 細野不二彦 ビッグコミック 小学館 少年誌
ファントム無頼 新谷かおる(原作・史村翔) サンデー 小学館 少年誌
黄門地獄変 中津賢也 サンデー 小学館 少年誌
炎の転校生 島本和彦 サンデー 小学館 少年誌
うしおととら 藤田和日郎 サンデー 小学館 少年誌
とめはねっ! 河合克敏 ヤングサンデー 小学館 青年誌
しんきらり やまだ紫 ガロ 青林堂 青年誌
MASTERキートン 浦沢直樹(原作・勝鹿北星 ビッグコミックオリジナル 小学館 青年誌
ルームメイツ 近藤ようこ 青年誌
人間交差点 弘兼憲史(原作矢島正雄 ビッグコミックオリジナル 小学館 青年誌
気分は形而上 須賀原洋行 青年誌
サード・ガール 西村しのぶ コミック劇画村塾 スタジオシップ他 青年誌
金魚屋古書店 芳崎せいむ IKKI 小学館 青年誌
空の食欲魔人 川原泉 花とゆめ 白泉社 川原泉
笑う大天使 川原泉 花とゆめ 白泉社 川原泉
星の時計のLiddell 内田善美 ぶ〜け 集英社 内田善美
草迷宮・草空間 内田善美 ぶ〜け 集英社 内田善美
百万人の数学変格活用 内田美奈子 内田美奈子
BOOM TOWN 内田美奈子 内田美奈子
黒のもんもん組 猫十字社 白泉社 猫十字社
小さなお茶会 猫十字社 白泉社 猫十字社
銀の三角 萩尾望都 SFマガジン 早川書房 萩尾望都
半神 萩尾望都 小学館 萩尾望都
So What? わかつきめぐみ LaLa 白泉社 白泉社
サラディナーサ 河惣益巳 花とゆめ 白泉社 白泉社
おそろしくて言えない 桑田乃梨子 LaLa 白泉社 白泉社
代名詞の迷宮 佐々木倫子 花とゆめ 白泉社 白泉社
夕暮れの旅 三原順 花とゆめ 白泉社 白泉社
V-K☆カンパニー 山口美由紀 花とゆめ 白泉社 白泉社
エイリアン通り 成田美名子 LaLa 白泉社 白泉社
星は、すばる。 日渡早紀 花とゆめ 白泉社 白泉社
パタリロ! 魔夜峰央 花とゆめ 白泉社 白泉社
パズルゲーム☆はいすくーる 野間美由紀 花とゆめ 白泉社 白泉社
サディスティック・19 立花晶 花とゆめ 白泉社 白泉社
スケバン刑事 和田慎二 花とゆめ 白泉社 白泉社
テレプシコーラ 山岸凉子 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー 舞台
ライジング! 藤田和子(原作・氷室冴子 少女コミック 小学館 舞台
ガラスの仮面 美内すずえ 花とゆめ 白泉社 舞台
勇者の雷鳴 松本零士 サンデー 小学館 歴史
トラファルガー 青池保子 プリンセス 秋田書店 歴史
ヨコハマ物語 大和和紀 mimi 講談社 歴史
天は赤い河のほとり 篠原千絵 少女コミック 小学館 歴史
百日紅 杉浦日向子 ちくま文庫 歴史
ベルサイユのばら 池田理代子 マーガレット 集英社 歴史
眉月の誓 長岡良子 ボニータ 秋田書店 歴史
パームシリーズ 伸たまき(現・獣木野生 ウィングス 新書館

……我が人生に一片の悔い無し。 ──漏れが無ければっっっっっっっ。



追記。
もう漏れ発見……「風雲児たち」を忘れるとは……
更に追記、坂田靖子の「バジル氏の優雅な生活」忘れてるし……
更に更に「2001夜物語」まで……もう……「(有)椎名百貨店」とか……もう死ねよと

「サマーウォーズ」だいすき

ツッコミどころは満載だと思います。
ぼくらのウォーゲーム 新劇場版」といわれたときは噴いたけど納得したし。
これを微妙という人も受け入れられない人もけっこういると思う。
個人的には、脚本の段階で全体的に台詞をもうちょっと練り込んでいけたなら、もっとたくさんの人に届いたんじゃないかと思っていたりします。


それでも、このアニメーション映画には、
見る人にあたたかい気持ちを届けたい、楽しい気分にして帰ってもらいたい、
普段アニメーションを見ない人にも楽しんでもらいたいという思いであふれていて
そういう方向性はものすごく好きだし、
何より、映画館の照明がついたときに、なんだかとてもハッピーな気分になっている私がいたので
それでもいいんだ、私は「サマーウォーズ」がだいすきだよ、と、胸を張って言おうと思います。


大好きなシーンはたくさんあるのですが、
その中からひとつ。

(見たくない人は回れ右!)











栄おばあちゃんと健二が花札をするシーンが好きでした。
「あたしが勝ったら、あの子をよろしく頼むよ」
何度も何度も視線を彷徨わせる健二。ここの視線の演技が素敵でしたね。
一度、二度、俯いては何か言いたげに顔を上げ、……結局、
「僕にはまだ自信が持てません」と呟く。
「あんたならできるよ。……あたしの勝ち」
にっこり笑うおばあちゃん。
ちょっとイメージの違った、口を横に引っ張る感じの、くだけた、満面の笑顔。
この笑い方は陣内家の遺伝なのかな。他の親戚の誰かの笑顔で見た気がしました。


「あんたならできるよ」


見込んでいるからこそ、できると本当に思っているからこその口調。
思い返すとちょっと泣きそうになります。

アニメ「川の光」のTwitter監督コメンタリー勝手にまとめ

本日(7/20)朝、NHKのアニメーション「川の光」の再々放送時に、
監督の平川哲生さんがTwitterでコメンタリーを流すという、とても面白い試みをされてました。
ちょうど放送が終わった時に起きて悔しい思いをしたみねちがまとめてみます。


http://www.nhk.or.jp/savethefuture/kawanohikari/


クマネズミの親子が安住の地を求めて旅をするというお話の、真面目で丁寧なつくりのアニメです。
ものすごく贅沢なスタッフ・キャストで、原作も読んでみたくなるような素敵な物語。
てのひらのなかで大事にしたくなるような作品です。
(後注:私は本放送の時に見ています)


(なお、今回のログまとめではhttp://tool.hrkt0115311.org/twitter_log_helper/index.phpを使わせていただきました。ありがとうございました。
 発言の抜け・重複など、チェック漏れがありましたらお知らせ下さい)


(後追記 2009/07/23
id:hrkt0115311さんに時刻表示版を作っていただいてしまったので、せっかくだしあらためて一覧を作り直しました。本当に本当にありがとうございました……m(_ _)m )



bokuen7月20日の総合テレビ、午前8時35分から、アニメ『川の光』の再放送があります。もし運良く私が起きていたら、twitterコメンタリとかやってみます。よろしくどうぞ。 ( 2009-07-18 08:46:58 )
bokuen幸か不幸か起きていますので、アニメ『川の光』再放送に合わせてtwitterコメンタリをやります。どこまで書いていいのやら、なにを書いたらいいのやら……。タイピング速度もあるので、ちょっと下準備をしておきます。 ( 2009-07-20 07:59:06 )
bokuenremove覚悟の上で連投します。最初にあやまっておきます、すいません。 ( 2009-07-20 08:00:37 )
bokuenニュースの放送中ですが、のんびりと、アニメ『川の光』のtwitterコメンタリをはじめます。原恵一さんには「すべて正直に言え/書け」と言われているので、たぶん、ぶっちゃけ話もします。 ( 2009-07-20 08:30:44 )
bokuenアニメ『川の光』は、6月20日の本放送、28日のBS再放送、今日は再々放送になります。本放送の視聴率はふるわなかったのですが、反響の多さから、このような短いスパンの再放送になったと聞きました。涙がちょちょぎれるほどうれしいです。みなさま、ありがとうございます。 ( 2009-07-20 08:31:16 )
bokuenまずはじめに、演出未経験の私がなぜ監督に抜擢されたか? メディアでは「原恵一さんの推薦」と語られていますが、本当は茂木プロデューサーの推薦です。原さんは「茂木が言うなら」という感じだったとのこと。私が言うのもなんですが、無謀にもほどがあります……ありがたいことですが…… ( 2009-07-20 08:32:05 )
bokuen演出協力の原恵一さんは何をしたのか? シナリオ打ち合わせに出席して、私の絵コンテをチェックしました。通常のコンテ・チェックは監督が絵・セリフ・ト書き消して直しますが、原さんはメモを残す。たとえば「こんなセリフはどう?」とか「アオリの構図がいいのでは」など。 ( 2009-07-20 08:32:46 )
bokuenその後あれこれ相談して、私がコンテを清書します。全930カットのうち、原恵一チェック後に修正したのは、だいたい50カットほどだったと思います。放送後、私が「作品に原さんのテイストを感じた人が多かったみたいですよ」と伝えたら、原さんは複雑な心境だったようです。 ( 2009-07-20 08:33:15 )
bokuenとはいえ原恵一さんの役割は小さくありません。私はチェックに通るコンテを意識したので。1カットだけ流背(専門用語です)を使おうと思ったら、「これキライ」とメモが書かれていて笑いましたw。キライって……。あとNHKエンタープライズ・廣岡篤哉さんのコンテチェックにもお世話になりました。 ( 2009-07-20 08:34:26 )
bokuen脚本は吉岡たかをさんが第三稿まで、私が第四稿を書きました。第四稿は絵コンテを想定して、プロット整理やセリフ改変など、大幅に書き換えたため、部分的にシナリオ打ち合わせの内容を無視する形になってしまい、いろいろ申し訳なかったです。この作品の台詞のミス(後述)は私の責任です。 ( 2009-07-20 08:35:09 )
bokuenはじまった! ( 2009-07-20 08:35:17 )
bokuen冒頭から音楽がいいですねー。レコーディングに立ち会いましたが、栗原さんはその場でがんがん楽譜を修正するんです。音のニュアンスもどんどん変える。楽器奏者はそれに柔軟に対応する。鳥肌モノでした。私は8トラックMTR宅録少年だったので、夢の現場でした。 ( 2009-07-20 08:35:36 )
bokuen原恵一さんも言ってましたが、この作品のシナリオ打ち合わせは、とても良かったと思います。アイデアがたくさん出て、それを可能なかぎり活かすようにしました。私は初監督なので知らないのですが、生産的でないシナリオ打ち合わせも多いとのことです。 ( 2009-07-20 08:36:05 )
bokuen動物といえば「丸くなる」作画! でも、これは実は原作どおりだったりします。 ( 2009-07-20 08:36:37 )
bokuen75分の作品なのでB級の系譜は少し意識しています。シーゲル、リュイスなどですね。結果、フォードとホークスへのいびつな愛情のしみこんだ作品になったと思います。宮崎駿さんへのいびつな愛情もあり、お父さんのヒゲいじり癖は、これです http://tinyurl.com/kmxl8z ( 2009-07-20 08:36:52 )
bokuenこういうところは演出家にとっては大問題ですが、視聴者の方はぜんぜん気にしなくていいと思います。いちおう、せっかくなので、書いておきます。ただ、やっぱり、この作品の演出は映画っぽくはないですね。当時の私は、CMなしのテレビ75分を見せきることを意識していたんだと思います。 ( 2009-07-20 08:37:39 )
bokuenいやあ、声優が豪華ですねー。お父さんの台詞「お前が食べ過ぎなきゃね」は原さんのアイデアですよ。 ( 2009-07-20 08:38:10 )
bokuenペットボトルあたりの美術は男鹿さんです。ふつう背景は美術ボードに似せるものなんですが、もう完全に男鹿流ですね。すばらしい。ありがたや。美術監督の稲葉さん、日野さんは「男鹿さんの絵はまねできない」とか「あの絵は、音楽のライブみたいに、再現不可能」と言ってました。 ( 2009-07-20 08:38:22 )
bokuenうう、書いてると見れない。見ていると書けない。コメンタリってむずかしい…… ( 2009-07-20 08:38:41 )
bokuen画面がロングショット主体なのは理由があります。アップ主体のネズミ目線は、地面などの一部しかフレームに収まらず旅の感じが出ないこと。ネズミ目線が面白いのは20分が限界ということ。『ガンバの冒険』の手法を避けること。作画が楽なこと。結果的に美術の負担が大きくなってしまいました。 ( 2009-07-20 08:39:05 )
bokuen金田朋子さんの熱演が! 人差し指をくちびるにあてて、ぶるぶるさせて「ぶくぶく」の声を出してました。 ( 2009-07-20 08:40:30 )
bokuen滝に落ちたチッチが浮かび上がって、タミーに助けられるあたりの原画は、加藤寛崇さんです。制作さんに「ちゃんとチェックしてください」と笑われ、私は「完成画面で楽しむからいいのだ」と答えたほど、ノーチェックで通せる、すばらしい原画でした。作画マニアは要チェック。 ( 2009-07-20 08:40:37 )
bokuen現実のタミーは来客に頭からどーんと突っこんでくるお転婆な犬なのですが、平野綾さんはその感じをうまく出してますね。かわいい。タミーは最初・中ごろ・最後と短い出番ながら、印象に残ってもらう必要があったので、華のある平野さんにぴったりだったと思います。 ( 2009-07-20 08:41:23 )
bokuenレイアウト、アイレベルが変だったりしますが、わざわざ変な感じに描いてください、と指示した結果だったりします。数えてませんが、レイアウトは6割くらい自分で描いたと思います。 ( 2009-07-20 08:42:42 )
bokuenAパートは絵コンテの軸がぶれてます。まだスタイルというか、基調というか、トーンというか、そういうものを模索しているような印象。旅立つまでに14分しか使えなかったので、詰めこんでるのは仕方ないとしても、構図、カット割り、いま見るとつらいです。出発したBパートからマシになるような…… ( 2009-07-20 08:43:36 )
bokuen山寺さんのお父さんはいいですねえ。少し頼りないけど、やさしいお父さんの感じがすばらしい。山寺さんは、あっという間に指示に対応できて、プラスアルファで演技を加えてもらえるすごい方でした。私は、山寺さんなら『御先祖様万々歳!』の多々良伴内の役が好きです。 ( 2009-07-20 08:44:35 )
bokuen「川はタータの母だった」と原作では地の文で直接描いていますが、どうやってアニメ化すればいいのか、迷いました。結果、ごうごうという母体のような音にしてみました。こういうのってむずかしいですね。 ( 2009-07-20 08:45:42 )
bokuen木が切られるあたりから、夕方まで、原画は黒柳トシマサさんです。若いし、うまいし、イケメンだし、まったくもってけしからん原画マンです。ありがたや。 ( 2009-07-20 08:45:58 )
bokuen爺さんネズミ役は青野武さんですよ! なんという贅沢! マイケル・ペイリン! 青野さんの声は「きこりの歌」つながりで、この直後の切り株の場面に進む伏線なのです(嘘)。 ( 2009-07-20 08:46:19 )
bokuen環境破壊はいま、たくさんの説が入り乱れている状態で、とてもアニメでは扱えません。もし扱うとしたら、ロンボルグ的な視線も入れて「近視眼的にならないよう、真剣に考える必要がある」くらいの主題になると思います。問題意識は高まっていくでしょうし、これから扱われるべき大きな主題でしょう。 ( 2009-07-20 08:47:05 )
bokuen護岸工事は環境破壊か? 答えはNOだと、視聴者の私は思います。監督の私は、巣が壊されるショックを描くために、悪者あつかいする必要があると考えていたようです。 ( 2009-07-20 08:47:51 )
bokuen折笠富美子さんのタータはいいですねー。原作はタータが主人公なんですが、アニメはチッチの活躍が増えてます。が、折笠さんの演技で、タータが前に出てきたように感じました。 ( 2009-07-20 08:49:00 )
bokuen三匹が並んで走る場面(3カット兼用)と、イタチに襲われる場面の原画は植村淳さんです。ありがたや。ネズミの走りは、急ぐときは2コマ中2枚、通常は3コマ中2枚。動物の走りはパターンが少ないので、ガンバに似ています。植村さんのところは2コマ中3枚で、空中ポーズが入ります。 ( 2009-07-20 08:49:15 )
bokuenちなみに原恵一さんは、当初、このイタチを中心にした物語を考えていたようです(原作にもある)。それじゃガンバになってしまう、という理由で、いまのような形になりました。それくらいガンバは恐ろしい作品なのです。アニメ史に向き合うなら、これ以外の選択肢はなかったと思います。 ( 2009-07-20 08:49:29 )
bokuen夜、根で三匹が寝ているカットは、写真をそのままレイアウトに使ってます。写真をレイアウトに使ったのは、自然物では、ここと冒頭の川の3カットのみ。バス車内はさすがに写真レイアウトが多いですが、ほかは基本的に写真は参考程度にしました。 ( 2009-07-20 08:49:47 )
bokuen自転車のかげに隠れて走り、猫を避ける部分は、某映画からアイデアをいただいてます。 ( 2009-07-20 08:50:30 )
bokuenチッチの「え〜、もう旅行はおしまい?」という台詞は、原恵一さんのアイデアをいただきました。前述の「お前が食べ過ぎなきゃね」といい、なんか、原さんらしいですよね。 ( 2009-07-20 08:50:57 )
bokuenドブネズミたちに会ってから、チッチが転ぶまでの原画は、石井邦幸さんです。丁寧な仕事ぶりで助かりました。かなり立体的に描く方で、ほかの原画とは耳の形などがちがいます。 ( 2009-07-20 08:51:48 )
bokuenドブネズミたちについて、原恵一さんは「聞き分けのない乱暴ものが良い」と考える。私は「話せば通じるやつらであってほしい」と考える。ここらへん好対照ですね。いろいろ話し合った結果、原さんの方のプランにしました。 ( 2009-07-20 08:52:05 )
bokuenクマネズミは、人間を利用して、レストランの自動ドアを出入りするみたいですよ。能力が高すぎる。 ( 2009-07-20 08:53:24 )
bokuenつるや食堂は、松浦さんの小説『半島』から名前をいただきました。『半島』に登場するつるや食堂はもう少し小ぎれいだと思うんですが、アニメではネズミが出てきてもおかしくない、時代がかった建物にしました。 ( 2009-07-20 08:53:36 )
bokuenドブネズミがトリモチにかかるアイデア原恵一さんのものです。 ( 2009-07-20 08:54:23 )
bokuen赤い郵便ポストあたりは、レイアウト、BGの兼用を考えて脚本を書いてます。涙ぐましい…… ( 2009-07-20 08:55:09 )
bokuenまあ、ぶっちゃけ、ホークスです。 ( 2009-07-20 08:55:30 )
bokuen子供たちが排水溝を泳いだり、グレンに誘われるまでの原画は高野登さんです。私は高野さんの原画が好きなんですよ。ベテランの風格といいますか、シンプルかつ的確で、まちがいようのない原画、撮影指示、タイムシート。完成画面では伝わらない部分ですが、とても頼りになるうまさです。 ( 2009-07-20 08:55:52 )
bokuenベテランの風格は、この作品では、山内さん、高野さん、山崎さん、小野さん、寺田さんの原画で見ることができます。ありがたや。作画マニアの方々は、作画の実作業を経験してないと判別がむずかしいのですけど、ぜひこういう原画のうまさにも注目してみてください。 ( 2009-07-20 08:56:13 )
bokuen横向き歩きのリピート作画、スライドは、単純ながらいちばんのリテイク回数でした。前足にあわせると後足がすべり、後足にあわせると前足がすべってしまう。むずかしいもんです。 ( 2009-07-20 08:57:18 )
bokuen図書館のCパートは、鏡・ガラス・モニタ・ピアノ、逆さまの本『川の四季』、逆卵型の下水道。ねちっこく反転・反射を描く画面構成です。主人公たちが屋上に上がるまで、カメラは建物の外に出ません。図書館は窓ガラスがポイントになるので、モデルを杉並区立図書館にしました。 ( 2009-07-20 08:58:02 )
bokuenグレンの登場から別れまでが約11分です。テレビシリーズの半パート分。短い場面ですが、大塚明夫さんの演技がすばらしく、印象に残るキャラクターになったと思います。ちなみに原作のグレンは、ソシュール以後のポストモダン社会に生きる人間の苦悩を理解しているような、賢者ネズミです。 ( 2009-07-20 08:58:20 )
bokuen収録は一日で終わらせる強行軍でした。お昼の弁当休みも早くすませよう、「30分くらいか?」と話していたところ、大塚さんがあのいい声で「15分だ!」と勇ましく叫び、笑いをとってました。大御所の声優さんたちは、技術も一流ですが、現場の雰囲気づくりもすごいんですよね。勉強になります。 ( 2009-07-20 08:58:47 )
bokuen大塚さん、マジでかっこよすぎるぜ…… ( 2009-07-20 08:59:02 )
bokuen鏡やモニタに映るグレンは、やっぱりアングル的におかしいですね。絵コンテに「おかしいですが堂々とやりましょう」と書いたのは自分ですが…。当時の私は、リアリティに足を縛られて窮屈な演出をしてはならぬ、などと考えていたんでしょう。視聴者の私は全体的にそういう傾向を感じました。 ( 2009-07-20 08:59:44 )
bokuen原作のドブネズミ帝国が削られてしまったので、いちおう「なかにはいいやつもいるんだ」という台詞を入れました。ここらへん、面白いところなんで、ぜひ原作もお楽しみください。 ( 2009-07-20 09:00:54 )
bokuenグレン大塚さんと、タータ折笠さんのからみは抜群ですねー。いいわー。 ( 2009-07-20 09:01:42 )
bokuen「そうなんじゃないか」とか「そういうことなんじゃないか」は、松浦寿輝さんの作品にたびたび登場するので、グレンの台詞にしてみました。 ( 2009-07-20 09:01:46 )
bokuen「スネークならダンボールに隠れるはず」という感想に笑いました。勉強不足でしたw。ただ、ハンカチに隠れるのは、バスの場面でタオルに隠れる伏線です。 ( 2009-07-20 09:03:15 )
bokuenチーズケーキ番長なのに、ショートケーキを出しちゃって申し訳ありません。チーズケーキって絵にならないんですよね……。まあ、食べるほうとしてはそこがいいんですけど…… ( 2009-07-20 09:04:28 )
bokuen給水機は原作になく、水の音、母の音、抱きつくタータ、川への思い、みたいなことをまとめて表現しようとした結果です。ここらへんはコンテを描いてうまくいったかも、と思いました。 ( 2009-07-20 09:05:40 )
bokuen大塚さん……。 ( 2009-07-20 09:06:02 )
bokuenシンメトリーの構図は、右を描けば左は反転してトレスできる、一枚描けば裏返しトレスで別カットも完成、という効率重視のために採用してます。みみっちいですね…… ( 2009-07-20 09:07:17 )
bokuen図書館からの大俯瞰のBGは5回くらい兼用します。大変なカットはとにかく使いまわす。エコロジーであります。 ( 2009-07-20 09:08:08 )
bokuen逆卵型の下水道、ここの背景は稲葉さんの担当です。描きこみすぎ!ありがたや。 ( 2009-07-20 09:09:08 )
bokuen「あの雫が落ちたら」あたりは原作にありません。原恵一さんに「別れの場面をもっとじっくり」と言われたので、あれこれ迷って、こうしてみました。 ( 2009-07-20 09:10:35 )
bokuen下水道、プラットフォームあたりの背景は草薙の方が担当です。とくにマンホールがかっこいい。「クオリティが高くて驚いた」と美術監督の若いふたり、稲葉さんと日野さんも言ってました。私も上がりを見て驚きましたね。ありがたや。 ( 2009-07-20 09:10:47 )
bokuen鉄砲水あたりの作画は、4カットほどが沓名さんの原画です。ここらへんは担当原画がとびとびなので、作画マニアの方でも見分けるのは難しそうですね。 ( 2009-07-20 09:11:16 )
bokuen下水道のDパートから、ブルーのEパートまで、クレジットにないですが虫プロダクションが作画を担当しています。が、かなり原画がこぼれたので、手分けして描いてます。私も少し原画を描きました。 ( 2009-07-20 09:13:02 )
bokuen下水道のマンホールから煙草が落ちる場面。原恵一さんは喫煙者ですが「こんなことする人はいるのか? このシーン必要か?」と言ってました。私は「する人もいる。闇にぼわっと浮かぶ光は面白い、水の勢いを表現するため、またカップ容器で流れるくだりの伏線になる」と言い張って、入れた場面です。 ( 2009-07-20 09:13:11 )
bokuen原恵一さんに口ごたえするとは、なんとも生意気な新人監督であります。しかし、ひとつの作品にふたり監督は立てないので、仕方ない。 ( 2009-07-20 09:14:10 )
bokuenカップ容器で流れる三匹、脚本ではお父さんの「しっかりつかまってろ!」という台詞が二回連続していました。が、山寺さんは何も言われずとも的確に判断して、二回目を「ちゃんとつかまってろよ!」に変更していました。これは収録中にいちばん驚いたことです。すげえ。 ( 2009-07-20 09:14:22 )
bokuenこういう台詞が二回連続してしまうミスは、実はけっこうやってます。すべて私のミスです。次から気をつけます(もし次があるのならば)。 ( 2009-07-20 09:14:34 )
bokuenカップ容器からチッチが落ちてしまうあたりは、石田慶一さんの原画です。暴れん坊ですねー。びっくりするくらい枚数の多い原画で、タイムシート等もひじょうに複雑、完成するまで画面がどうなるかわからなかったんですが、ど派手で面白い感じになったと思います。 ( 2009-07-20 09:14:56 )
bokuenブルーのEパートは、手水鉢・猫ベッド・染料鍋と、凹のような形のものを3つ。瓦屋根と鍋蓋で抜けている上の面を覆う、という画面構成。最後に、指輪が鍋蓋の上に置かれていたのは、構成上の理由があります(レイアウトを兼用する目的もあります)。 ( 2009-07-20 09:15:20 )
bokuen少佐ーッ! ( 2009-07-20 09:15:54 )
bokuenけっこう小さい紙で作画しているので、大きいテレビで見ると粗が見えますね……。 ( 2009-07-20 09:16:38 )
bokuenブルーの家あたりは、美術監督が日野さんです。上品な感じですね。 ( 2009-07-20 09:17:56 )
bokuen内田百間の『ノラや』をやろうとして、やめました。ちょっと後悔してます。 ( 2009-07-20 09:18:38 )
bokuenブルーが「白を受け入れよ」とさとすくだりは、汚れたチッチを手水鉢に落とすところ、汚れたチッチを舌でなめるところ、瓦屋根の上の場面で計三回くり返されます。ここらへんはアニメのオリジナルで、原作にない場面なんですが、好き放題やってるなぁ、と視聴者の私は思いました。 ( 2009-07-20 09:19:03 )
bokuenブルー役の田中敦子さんの演技がまたすばらしいですね。なんというか、包容力があって、長台詞も説得力をもっています。こんなに豪華なキャスティングなら、もっと台詞を増やせばよかったですねえ。尺が厳しいため、一文字二文字の単位で台詞を削ったので、仕方ないのですが……。 ( 2009-07-20 09:19:30 )
bokuenブルーは友達がいない、必要ない、という原作を少し意識して、野良猫を追い払う場面を入れてみました。 ( 2009-07-20 09:20:38 )
bokuen猫ベッドで寝ているお父さんに、タータが言う「ちょっと待ってね」の芝居が、実に折笠富美子さんらしくて、すばらしいですね。ここだけくり返して見たいほど。私は『あたしンち』のみかんファンなのです。 ( 2009-07-20 09:20:47 )
bokuenブルーの家の台所、染物の機材がならんでいる場面の背景も草薙の方です。とても丁寧な仕事です。たくさん描きこんじゃって、ほんとすいませんでした。山本二三さんは公演で、「平川監督は空間(フレーム内の何も描かれていない場所)恐怖症だ」と言っていたようです。ほんとすいません。 ( 2009-07-20 09:21:11 )
bokuen染料鍋に入ろうとするチッチをブルーがはじくところ、絵コンテでは前足だったんですが、担当原画の方がしっぽに変更していました。ブルーはしっぽの雄弁なキャラクターだったので、私は「それだ!」と思い、すんなり変更しました。 ( 2009-07-20 09:22:00 )
bokuen私のぬるい絵コンテを適宜変更していただいた、ありがたい原画は、小野隆哉さんです。またしてもベテランの風格! 原画は演出の領域に踏み込まざるを得ない、という好例ですね。 ( 2009-07-20 09:22:29 )
bokuen私はブルーの屋根のところの劇伴が大好きなんですよ。栗原さんの曲は、楽しげなものもいいですが、せつない曲がたまりません。 ( 2009-07-20 09:22:52 )
bokuen「やさしさのない職場だぜ……」 ( 2009-07-20 09:23:57 )
bokuen「子供がいるとそれはそれで」は原作どおり。こういうユーモラスな場面、いいですよね。 ( 2009-07-20 09:24:41 )
bokuen原作の動物病院がアニメでは出せないので、ネズミたちがピアスを見つけるくだりを指輪に変更して、ブルーの場面に入れました。ピアスを指輪に変更した理由は、丸いこと、尻尾に通せること、いろいろあります。動物病院は登場させたかったですねえ。残念。 ( 2009-07-20 09:26:25 )
bokuenジョン・フォード! でも真似することにも失敗している! ( 2009-07-20 09:27:01 )
bokuen公園のFパートは、高低差、3の均衡、人工的な自然、という画面構成。少し欲張りすぎたかもしれません。「3の均衡」は、1・2・4のときにバランスが崩れ、何かが起きる、たとえば3人の親子が座るベンチ下にネズミのお父さんが入ると、蹴り出されてしまう、など。うーん、ややこしいですね。 ( 2009-07-20 09:27:35 )
bokuenタータが川の指差して「ほら」というカットの次に、180度切り返して川を映すカットになります。撮影監督の枝光さんから「この間に、子供たちのアップを挟んだ方が自然につながる」と指摘されました。そのとおりだと思ったのですが、ラッシュチェック中だったので、時すでに遅し、であります。 ( 2009-07-20 09:28:08 )
bokuen監督をやっていると、みなさん大人の対応をするもので、これはこれでありがたいのですが、だんだんと不安がつのり、孤独を感じることがあります。そんなときに枝光さんの建設的な指摘・批判がとてもうれしかった。色指定の横井さんからも、建設的な指摘・批判をいただきました。 ( 2009-07-20 09:28:27 )
bokuen建設的でない、罵倒のような批評にたいしても私が「くだばれ評論家」と思わないのは、そういう事情があり、またそういう性格だからかもしれません。むしろ「ちゃんと見てくれて、どうもありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいくらいです。 ( 2009-07-20 09:28:42 )
bokuenスズメの雛の役は、ゆきじさんですよ。前にも書きましたが http://tinyurl.com/l7z227 いっしょにお仕事ができてうれしかったです。声優になるしかない、というぐらい個性的な声、演技、すばらしいです。 ( 2009-07-20 09:29:16 )
bokuen公園はかなりの部分の原画が一居一平さんです。うまいし早いし、助かりました。ありがたや。 ( 2009-07-20 09:30:43 )
bokuenスズメ母を演じた藤原さんはCG映画『シュレック』で声優経験があることは知っていたのですが、ご覧のとおり(お聞きのとおり)、すばらしいですね。勇ましい演技がちょっとだけヅカっぽくて(?)、キャラクターにも合っていました。 ( 2009-07-20 09:31:35 )
bokuen原田さんも、尻に敷かれてるスズメのお父さん役にばっちりでしたね。ニュースにもなったように、銃刀法違反でいろいろありまして、こちらもいろいろあったのですが、いろいろのすえに、放映で原田さんのお声を聴くことができて本当に安心しました。私から言えることはこれで限界です。 ( 2009-07-20 09:32:04 )
bokuenしかし展開が早い……。まったくもって、コメンタリに向かない作品です。 ( 2009-07-20 09:33:17 )
bokuenネズミが三匹そろったところで、ヒナが飛んできて助かる、というのも「3の均衡」です。ご都合主義っぽい展開には、こういうやんわりした画面上の伏線をはる、というスタイルは細田守さんから学びました。 ( 2009-07-20 09:34:26 )
bokuen駅やバスのGパートから、クレジットにはないですがA.I.という作画スタジオに原画を担当していただきました。 ( 2009-07-20 09:36:13 )
bokuen駅は、吉祥寺と阿佐ヶ谷をミックスした架空の場所です。「阿佐祥寺」でしょうか。 ( 2009-07-20 09:37:02 )
bokuen公園、駅あたりの美術はムクオスタジオさんです。大変なところを担当していただき、助かりました。ありがたや。 ( 2009-07-20 09:38:08 )
bokuenバスの中は、五日市街道営業所の方にお願いして、写真を撮らせてもらいました。レイアウトは、椅子が並んでいる構図など、写真をトレスしているものが多いです。 ( 2009-07-20 09:39:29 )
bokuen山寺さんの長台詞、すてきやわー。 ( 2009-07-20 09:40:01 )
bokuenバスの天井に反射する川の光、現実的にはありえませんし、ネズミたちの場所から見えるわけがないですね。もちろん、おかまいなし、ですけど。 ( 2009-07-20 09:41:20 )
bokuenバスの運転手の声は、松本和也さんですよ。英語でしゃべらナイトが終わっちゃって残念でした。松本さんはふだんからキャラが変わらず、アフレコ後はプロの声優にまじって演じるのは申し訳ない、「もう二度と来ません!」と言って、笑いをとってました。 ( 2009-07-20 09:43:40 )
bokuen三匹がいる場所は、フリスビーの下なんですけど、わかりづらいですね……。 ( 2009-07-20 09:44:14 )
bokuen原作はタータが主人公っぽい活躍をしますが、やっぱり、アニメはチッチの活躍が目立ちますね。もうひとつタータの逸話を入れたかったんですが、プロット整理の都合で泣く泣く切ってしまいました。原作を読んだ方、これから読む方には、ちがった印象になるので、結果的によかったのかもしれません。 ( 2009-07-20 09:44:53 )
bokuen三匹が雪の上に「川の字」になって語らう場面、アフレコのときに泣きそうになりましたよ。いやあ、プロの声優さんはすごい。 ( 2009-07-20 09:45:51 )
bokuen最後の場面は雪の中で死んだ三匹の夢じゃないかという感想をちらほら見ました。視聴者の私は、いい解釈だなぁと思いつつ、反対の意見です。この作品は、夢、幻、見まちがいのカットがなく、フラッシュバックもなく、時間の流れる方向が一定です。最後だけそのルールを破って「夢」にはしないだろうと。 ( 2009-07-20 09:46:10 )
bokuenしかし最後の解釈は、監督の私の意見はちょっとちがいます。三匹はここで何らかの形で死を通過する必要がある、と考えていました。雪=白=母に包まれて死を経ないうちは、新しい家、家族をつくれないんじゃないかと。肉体的・精神的な「死」を描くつもりでした。 ( 2009-07-20 09:46:30 )
bokuen「雪に包まれて三匹は死んだが、仲間の助けで蘇生した」と解釈すれば、視聴者の私と監督の私のちがいが矛盾なくすっきり収まりますかね。もちろん、これは公的な解釈ではないですよ。視聴者の方はこんな解釈を気にせずに、自由に見るべきだと思いますので。 ( 2009-07-20 09:46:49 )
bokuen長い長いPANで季節が巡るカット、すごい背景だったんで、持ってかえって額に飾ろうと思ったんですが「要返却!!」と書いてありましたw。 ( 2009-07-20 09:48:01 )
bokuen中国語の感想でも「近親相姦なんて信じられる?!」なんてことが書いてありましたがw、チッチが弟であることは劇中で4回ほど語られるので、近親相姦ではありません。タータとチッチの妻は、ちらりと登場します。見分けづらいですが、何度か見ればわかるんじゃないかと。 ( 2009-07-20 09:48:11 )
bokuenラストHパートは、スズメのFパートや、バスのGパートより先に絵コンテを上げています。まだ尺には余裕があったのですが、実にあっさり終わらせてますね。視聴者の私は、もう少しじっくり見たいなぁという気もしました。 ( 2009-07-20 09:48:21 )
bokuen遊佐未森さんの曲、内容にもばっちり合っていて、うれしかった! ( 2009-07-20 09:49:18 )
bokuen番組、終わりました! いやー早いもんです。 ( 2009-07-20 09:50:13 )
bokuen川の光』監督の私、視聴者の私、脚本家の私、コンテマンの私、演出処理の私、公人としての私、私人としての私。それぞれ同じ一人の私ですが、少しずつちがっていて、ひじょうにこんがらがった私がtwitterでコメンタリを書きました。お粗末さまでした。 ( 2009-07-20 09:50:31 )
bokuenうう、太ってる…… ( 2009-07-20 09:51:23 )
bokuen私はいったい何枚のファミチキを食べたのか、もはや覚えていません。いまはダイエット中です。 ( 2009-07-20 09:51:56 )
bokuenおわったー。少し休んでから、あらためて@リプライしますね。みなさん、ありがとうございます。 ( 2009-07-20 09:58:03 )




抜き出し&コピペ作業をしながら、アニメーションの一場面一場面を懐かしく思い出しました。
うーん。ぜひ、実際に見ながら、リアルタイムで拝見したかった!惜しかった!


Twitterの面白さ、広がりを、またひとつ感じるお話でした。



bokuen私の『川の光』コメンタリー発言ですが、まとめてアップしたり、改変して遊んだり、いろいろ自由にやっちゃってください。 ( 2009-07-20 11:50:56 )



……というわけで、ご許可いただきましたので公開いたします。ありがとうございます>平山監督


追記:監督のブログはこちら 平川哲生

勝間和代すげえ(ついったーのこと)

本も記事もろくに読んだことなくて
間接的にしか知らなかったんだけど
勝間和代十夜はおもしろかった!)


Twitterを始めた様子を見て驚愕した。
おまいらも彼女のPostが少ないうちにみておくといいさ!


勝間和代さんのついったー


ひとつめのポスト

いま、ニューヨークのホテルにいます。ワシントンからの飛行機が2時間遅れて、疲れました。


ふたつめのポスト

携帯からもテスト。少し真面目に使ってみます

この時点でいきなり携帯( movatwitter)から。


そして”呟く”だけに留まっていない。既に次の段階へ。


第三ポスト

twitterのブログへの登録はどうやるのかなぁ・・・

第四ポストでは「できたみたいです。うれしい。」……もう出来てるよ?!


クライアントに興味を示したのは……

@loveone6 クライアントって何ですか?教えてください。 すみません。まじめに使い始めてから、まだ40分間なので。

その7時間後。

あと、さっそく、loveone6さんお薦め、tweenも実装してみました。

Tweenから。使いこなしてるよこの人!!!


ともかく、
発言と発言の間に、どんどんつかいこなしていくさまがすごい。

buzztterもおもしろいですね。ロジックがすごい。なぜか、buzzterのURLを文頭に入れようとしたら、うまくいきませんでした。


ついったー始めた1時間後にばずったーのおもしろさに気づいてる……(汗たらり)
しかもURLが後ろにないとうまく動かないのをこのすぐ後に理解してる……orz


その後、ついったーとFlickrの連動をさっさと始めてたり
youtubeから動画紹介したり
twitpicの利用始めてたり、Flickrとの使い分けを考えてたり、
増田のついったークラスタ記事に興味を示してたり。
このエントリを書いてる間にも、どんどん”進化”してました。


もちろん、有名人だから、黙っててもフォロワーはつくし(私みたいにね)
その人たちから@でいろいろと教えてもらったりして、有益な情報が集まりやすいというのはあるだろうけど。


それでも、彼女本人の吸収力がすごいんだなぁと感心。
馬力というか。
じゃなければこんな目を瞠るような”進化”は無いと思う。


おみそれしやしたm(_ _)m
機会があったら何か読んでみようっと。


……ってもうふぁぼったーも焦点にか!はや!(最新ポスト

人生のクリーンデー(あるいは舵を切るということについて)

このあいだ団地でクリーンデーをやっていた(ような)のですが
人生にもそれがきたようです。


今まで、このままではいけない、この先に道は無い、
わたしの舵を違う方向へ切らなくては、
とずっと思ってきました。


2009/7/6-7/12の空模様。 - 筋トレ週報・テンポラリ更新みずがめ座星占い)

忘れていたことを突然、
思い出すかもしれません。
しなくてはいけないけれどもせずにいたことに
着手するのかもしれません。
心の中にずっとあって、
でも、それに触れるのをためらっていたことに
とうとう、手を伸ばすのかもしれません。


いずれにせよ、
今週は、
何らかの引っかかりや重荷やガラクタを
片付ける
ことができるタイミングです。
それも、盛大に、一気にやることができます。
粗大ゴミの回収みたいなタイミングなのです。
日常的に支障がないので放り出しておいたそれらのものは、
人の心に知らず知らずのうちに、
プレッシャーを加え、ストレスを大きくします。
それに着手すること自体のストレスも、
放っておけばおくほど、大きくなります。


今週、めんどうくささやためらいをふりきって
そのガラクタに着目し、
敢然と処理してみては、と思います。
やる前に予想したよりもずっと楽にそれは片付き、
片付いた後のすがすがしさといったら、
夏の晴れた日、高原で飲むきりっと冷えたビールに
まさるとも劣らないだろうと思います。

舵を切っても
自分がしんどいことは変わらないのだと、言い聞かせています。
だってわたしがわたしであることは、変えられないのだから。
場所を変えても、きっと同じようなしんどさは
わたしのなかからいつかじわりとにじみだして
わたしをまた苦しめるのだとおもいます。


でも、ただ
今までかかえてきたこの場所でのいろいろながらくたを
そろそろきちんと片付けて、
身軽になって、シンプルになって
それでも残っているものが何なのか


それでも残っているものこそ
舵を切っても
支えになるものなんじゃないかと


それを見つけて
これからも歩いていかなければならないらしい
この人生とやらを
えんやとっとと歩いてみるしかないんじゃないのかなと思っています。