サトクリフのある日常
またグリムスの木がしおれてきたので書く。
はてブを休んでいる。ついったもあまり開かないようにしている。はてダもこのとおり。mixiへの書き込みもほとんどない。友人へのコメントくらい。
何をしているわけでもないというのに肉体的な疲労がひどいのが理由。今日は栄養剤をいっとく予定。やすいやつ。
静かな日々。
R・サトクリフのローマン・ブリテン4部作中3まで読み終わった。
これ児童文学の枠でくくっとかれて、大人が読まないのは絶対に惜しい。
私は守人シリーズの上橋菜穂子さんが子供の頃にすごく影響を受けたというので知った。まあ、アーサー王よりまだ前の時代の古イギリス、じゃあちょっと押しが弱いかもしれないが、せっかく塩野七生さんの「ローマ人の物語」が話題になってることでもあるし、興味を持つ人が増えたらいいなと思う。
とくに3作目は、戦乱で自分の中に大きな穴をあけてしまうということの哀しみと、その穴を人生をかけて回復する経過を豊かな描写力で描いていてしみじみする。
あとでもう1回通してゆっくり読みたい。
派手な物語ではないけどね。いいと思うんだ、こういう渋い話。
-
-
- 「第九軍団のワシ」
- 「銀の枝」
- 「ともしびをかかげて」
- 「辺境のオオカミ」
-
あとで他の著作も読んでみる予定。
追記。
「ともしびをかかげて」に上橋菜穂子さんのあとがきが載っているが、これが全文引用したいくらいの素晴らしいサトクリフ評。是非立ち読みでもしていただきたい。岩波はこれの抜き書きをweb上に載せるべき!!!
- 作者: ローズマリサトクリフ,チャールズ・キーピング,Rosemary Sutcliff,猪熊葉子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/04/16
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: ローズマリサトクリフ,チャールズ・キーピング,Rosemary Sutcliff,猪熊葉子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/04/16
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (11件) を見る