みねちんにっき(仮)

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御礼。

SFなめられますた - みねちんにっき http://d.hatena.ne.jp/minechi_n/20080703/1215100021


このたびは私のエントリをご覧いただき、ありがとうございました……
っていうの変かもしれませんけど。でも、ありがとうございました。


このエントリを書くきっかけになったぶくまコメについては、そういう意図ではなかったというとても丁寧なコメントをいただきました。id:lylycoさん、本当にありがとうございました。id:objectOさんからは、あのパロディ小説の後エントリで呼びかけていただきました。(IDコールの通知が設定されてなかったorz 気がついてよかった)これらだけでも本当に書いてよかったと思うのに、たくさんの方からあたたかいコメントをいただいて、自分だけじゃなかったんだと心の底から思うことができました。
ひとりじゃなくてよかった。
嘲笑されるんじゃないか、ネガコメばかりなんじゃないか。そう怯えたこともあったので、正直、書いてしばらく反応がなかったときはほっとしたものでした。


私自身は、SFものが子供の頃から好きでしたが、他人様に胸を張ってSFファンといえるかどうかといえば、正直なところ尻込みする気持ちがあります。SF大会にここ20年ほど(……)1回くらい行ってみるかといいながら結局行けずじまいでいますし、以前あるSF作家さんのファンの集まりに行ったことがありますが、その人の作品は大好きだけれど、ただ好きだというだけでは何も言葉はなく、ただ皆さんの話を感心しながら聞いているのが関の山でしたし。たとえば何かの作品についてのエントリを書くような、語りたい何かも持ち合わせているわけではない、そういう、ただの、それこそ”ナニモノでもなく、ナニモノにもなれない”者です。
そのような者があんなエントリを書いたのですから、いやもう、身の丈に合わないことをしたものだと冷や汗が出ます。


諸兄諸姉にはちょっと失礼な物言いになりますが、SFが好きな人たちというのはどこか子供のようなところがあるかなと思っています。世間の人たちから見たらどうでもいいようなことにこだわり、目の色を輝かせている。宇宙とか時間とか、そういう言葉を聞いただけでどこかわくわくしてしまう、設定のちょっとしたところをとっかかりに、いつまでもいつまでもしゃべり倒している──そういって頭に浮かんだのが先頃亡くなられた野田昌宏さんですけれど。こむずかしいというイメージが強いジャンルですが、どちらかというと私が出会った人たちは、そういう、好ましい子供っぽさを持った人たちでした。


私がしたかったのは、そういう子供っぽくて価値がないと見える何かに夢中になるこころを貶めることに対して、あるいは貶められたと感じたことについて、ひとこと言いたい、と、そういうことだったのかな、と今は思っています。


勇気を出してみてよかったです。ありがとうございました。