「ヤサシイワタシ」について

以下は、mixiの2007年10月分より転記（一部修正後抜粋）。文章死ぬほど読みにくくてカンベン。

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「ヤサシイワタシ」全２巻　ひぐちアサ著　講談社アフタヌーンKC。
新しい視点の高校野球漫画、として大人気連載中の「おおきく振りかぶって」の作者による、怪我で挫折した元スポーツ選手の青年と奔放な言動のオネーサンとの恋愛もの。
まぁ相当ヘビーな話なのでいろいろ注意。
オネーサンのキャラクターは秀逸というか、エッジの立ち方に凄みがあるというか（何）リアリティありすぎてある意味恐怖。ょっと見回したらひとりやふたり類似品は居そうで。いや、自分の中にもいくつか似た思考回路とか傾向はね。うん。ひぐち神すぐるｗと思わず某所風に笑うしかない。
この後の連載が”高校生のキラッキラ”を渾身で描く「おおきく振りかぶって」だというのは顎が落ちるやらハゲシク納得するやら。
ただ、ひとつだけ大事なのは、この作品はそういう人間がいるという（ある種の）キワモノではなくて、主人公はあくまで芹生であって、いろいろほんとになんだかとってもあるけれど、それでもなんとかやっていく話だということで、その意味ではものすごく「家族のそれから」とか「おお振り」とかの作者であると。うむ。

あ、「家族のそれから」（全１巻　ひぐちアサ著　講談社アフタヌーンKC）もよかったっすよ。
収録の「ゆくところ」の、設定の過激さに負けない心情描写の丁寧さとかも。

家族のそれから (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(10) (アフタヌーンKC)