みねちんにっき(仮)

はてダにあった日記を移動しました(仮)

最近買った本

この夏からくらいで。一部mixiから加筆転載。

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

 これ絶対面白いからお勧め!!!
 ……うん。中二病についてすっごく考えさせられた。私は、この手の”キャラ付け”ってTRPG始めた年齢が遅かったこともあって特に好きじゃなかったんだけど……今でも好きじゃないんだけど……でも、うん、ちょっと考えさせられた。
 というか私、中二病にちゃんとかかっとくべきだったのかも、……ま、これは他人にはどうでもいいことだね。ごめん。
 さて肝心の話は、笑えて、楽しくて、胸が痛くて、けっこうアツくなって……で、爽やか、ってかいい話。終わり方が綺麗、ちゃんとまとめていてよかった。読後感がいい!
 でね、これ読んで今は亡き劇団「TEAM発砲・B・ZIN」思い出したよ。というかクライマックスはきださんの声が聞こえてた。
 っつーわけで発砲好きでこれ読んだ人はみねちにその旨通告するよーに!(って発砲好きの友人に聞くの忘れてた!)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)

 上と同じ人の本。こっちのはもうちょっとほんわかのんびり。未来の地球だし。でも起こる事件がかなり面白いというか興味深く、少し不思議でイイ。
 キャラクターとイラストが可愛いのもイイ。
 この人の文章は読みやすくていいな。って、私にとって読みやすい、んだけれど。どう読みやすいのか?うーん、文章が軽妙。まわりくどい部分はあるかもしれないけど、それほど長くもないし、まあ、限度内じゃないかな……?
 傾向は違うけど、けっこうお勧め。お茶とお菓子ほしくなるな><

ゆめつげ (角川文庫)

ゆめつげ (角川文庫)

 最近人気の江戸おばけもの?の方の小説。1冊で終わってるから長編になるのかな。
 さらっと読んでしまったので、もうちょっとボリューム欲しいと思ったのはおいらがヨクバリだからですかそうですか。
 幕末の神官さんたちは大変だったのね……と勉強になった。人を見る目が優しいので、この人の小説は気楽に読めて好きですが、うん、これについては物足りなさが少し。

  • 世界は仕事で満ちている 降旗学 

 ドキュメンタリー、というか、ルポ?
 仕事の話は好き。自分の知らない仕事の話はもっと好き。
 しょっぱないきなり、あの死ぬほど嫌いなものの殺虫剤の研究をしている方の話があったりしました。
 描写はともかく、本当に大変なお仕事だと頭がさがりましたです。
 他にも、いろんな仕事をする人の話、仕事をしながら生きる話、いろいろあって、……さいごがまた泣けた。
 興味深く面白かったです。
 でもねぇ、えー、……秋葉原の話は、何故か酷くへこんだです。土足で踏み込んだんじゃないのかな、とか。踏み込みたかったのはわかるんだけど……。むぅ。

風神秘抄

風神秘抄

 大好きな荻原さんの本を今まで寝かせていた自分を、褒めるかけなすか悩むところ。ドツボなときに読んだので、しばらくの間は幸せになれたから。わざわざそんなときに読めたのはよかった。けど、というわけ。
 日本の歴史を織り込んだファンタジーもの。かの勾玉三部作に繋がるらしいけど、あくまで世界観的にだそうなので未読でも気にしないでOKOK。恋の話なので女の子向けかも。主人公は珍しく男の子なんだけどね。
 冒頭、平治の乱から落ち行く源氏一党の悲しくも勇ましい描写からはじまるのだけど、この読者の引きずり込み方がすごくよかった。たった100ページくらいしか出てこない鎌倉悪源太こと源義平──平家物語は子供向けの本をけっこう読んでいて多少は親しみがあったんだけど、平治の乱で死んだこの人は全然知らなかった。でも、……うーん、すごくいきいきと書かれていて、どんな人だったのかなぁってとっても興味を持った。彼の生き様が、最後の最後まで、主人公の男の子(青年とは言わずにおこうw)にどこか芯を与えていた気がする。
 それにしてもどうしてこう、荻原さんのキャラクターはまっすぐなきれいな恋をするんだろう。多少彼らの行動に多少いきあたりばったりじゃないかと文句をつけたくなったとしても、多少彼らにわがままじゃないかとお小言してみたくなったとしても、いつもいつも、まっすぐに相手を見つめる瞳が好ましくてそんなことどうでもよくなっちゃう。キャラクターがまっすぐなのはそれだけでもう魅力だなぁと。「デルフィニア戦記」とか。
 一冊できれいにまとまっていて、異世界(過去の歴史もまぁ、そんなかんじで!)にどっぷり浸かって楽しめる、幸せな時間をくれた本でした。

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

予知夢 (文春文庫)

予知夢 (文春文庫)

 科学っぽい話は好きなので、漫画の方の「Q.E.D.」とかも好きだったりするので、楽しく読めました。短編だし、軽く読みたいときいいかも。
 「容疑者Xの献身」はちょっと考え中。長編かぁ……。