みねちんにっき(仮)

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最近買った本と借りた本の記録(仮)

  • 借りた本
    • 第九軍団のワシ

第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

ローマン・ブリテン4部作の1作目。ものすごい迫力だった。闇の描写はゲド戦記2作目とタメを張る印象。これが上橋菜穂子を育てた(おおげさ)というのも納得。児童書偉い。

    • 銀の枝

銀の枝 (岩波少年文庫)

銀の枝 (岩波少年文庫)

ローマン・ブリテン4部作の2作目。忠と恩と義と志と通う心。戦いと生、そして死。
怒濤のような時代の流れの中をもがきながら泳ぐ、何故か、主人公達がそのように見えた。佳作。

    • 鬼の橋

鬼の橋 (福音館創作童話シリーズ)

鬼の橋 (福音館創作童話シリーズ)

小野篁伝説から採った物語。死に惹かれた心、地獄の鬼、成仏できない将軍、橋の下で暮らす少女。挿話を積み重ねて、大人になっていく少年が丁寧に描かれていてよい。平安時代という場の空気を濃密に匂わせるあたりは上記2作にひけをとっていなくて素敵。

    • 夏の庭 −The freiends−

夏の庭―The Friends

夏の庭―The Friends

再読。老人と3人の少年の一夏。これもまた死の物語。死に連なる、老いと、生きる、生きてきたと言うこと。鮮やかで泣きたいほど明るい夏の空の青さのような、それでもこよなく優しい、そういう話。

  • 買った漫画

ひまわりっ ~健一レジェンド~(1) (モーニング KC)

ひまわりっ ~健一レジェンド~(1) (モーニング KC)

脳みそ溶けるかとおもった……こういう父親はともかく母親にいそうなんですけど。実話らしいですけど。
主任・副主任・先輩のネタコンビが走り始めて父親ネタだけでなくなっていくあたりからやめられないとまらないかっぱ○○せん状態。

宇宙兄弟(4) (モーニング KC)

宇宙兄弟(4) (モーニング KC)

つくば宇宙センター行ってきたり、宇宙飛行士選抜試験の参加者の本読んだりしてるのでスルーするわけにはいかないのだ。選抜試験凄いよ。福田さん頑張れ(違) 4巻は特に閉鎖空間での共同生活という選考試験。ある意味一番オイシイエピソード。受験者に課せられる心理的プレッシャーの数々と、それを切り抜けていく姿は、上質のミステリのようにスリリング。


  • 買った本。いずれも未読。

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)

前に書いたシリーズの続き。ほわほわ楽しそうなので、たぶんすぐ読む。

    • パイド・パイパー 自由への越境

パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)

パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)

第2次大戦中の中の”老人と子供の決死のピクニック”とのことでつい。「酒飲み書店員さんたちがえらぶ〜」の帯もおもしろそうだったので。
ぶっちゃけ、杉田比呂美さんのカバーイラストにはいつも弱い。創元社ずるい。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

前から気になっていたのが文庫平積みだったので買ってしまった。連作短編集とのことですぐ読めそう。

  • ちょっと前に読んだ本について

のぼうの城

のぼうの城

    • 水の城 いまだ落城せず

水の城―いまだ落城せず 新装版 (祥伝社文庫)

水の城―いまだ落城せず 新装版 (祥伝社文庫)

小田原城攻めの時の伝説の攻城戦についての2冊。
「のぼう〜」よりは「水の城」の方が面白かった。「のぼう〜」は型破りで派手だけれど、描写に厚みがないのでこけおどしで終わっている感じを受けてしまった。その点「水の城〜」の方はこの風変わりな攻城戦を”のらくらした奇妙な戦”としてそのまま描こうとあたりに好感が持てた。
なんにせよこの攻城戦は面白い。興味深い。

    • 淋しいのはお前だけじゃな(文庫)

淋しいのはお前だけじゃな

淋しいのはお前だけじゃな

”毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである” 本書より抜き書き。
エッセイの部分はもうちょっと文字を詰めてほしかった。読みにくい……だがもしかしたら、読みにくさまで含めてのこの本なのかもしれない。
歌、歌に寄せるエッセイ、下のパラパラ漫画(?)、長嶋有の解説、そしてタイトル。
無二。